各種予防接種
赤ちゃん(乳児)からできる予防接種
お勧めする接種時期 | 当院の一口メモ | |
肺炎球菌 ワクチン |
生後2か月になったら開始 | 肺炎球菌による細菌性髄膜炎や肺炎を予防するワクチン。1歳になったら忘れずに追加接種を。 |
ヒブ ワクチン |
生後2か月になったら開始 | インフルエンザ菌b型による細菌性髄膜炎や急性喉頭蓋炎を予防するワクチン。1歳になったら忘れずに追加接種を。 |
B型肝炎 ワクチン |
生後2か月になったら開始 | B型肝炎による肝炎や将来の肝臓がんを予防するワクチン。 |
ロタウイルス ワクチン |
初回接種は生後6週から 遅くても生後14週6日(約3か月と10日) |
ロタウイルスによる胃腸炎や脳炎などの重い合併症を予防するワクチン。接種開始が遅れてしまうとできなくなってしまうので注意。 |
4種混合 ワクチン |
生後3か月になったら開始 | ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの4種類を予防するワクチン。百日咳は赤ちゃんが罹ると重症化するすることがあるので遅れずに接種を。1歳になってからの追加接種を忘れずに。 |
BCG ワクチン |
生後5か月になったら接種 | 結核を予防するワクチン。日本は今現在も結核中蔓延国です。 |
日本脳炎 ワクチン |
生後6か月になったら開始 | 日本脳炎ウイルスによる脳炎を予防するワクチン。 |
1歳の誕生日を過ぎたらできるようになるワクチン
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お勧めする接種時期 | 当院の一口メモ |
MR ワクチン |
1歳になったら接種 | 麻疹と風疹を予防するワクチン。麻疹は重症肺炎や脳炎など命にかかわる合併症を起こすことがある。風疹は妊娠初期の女性がかかると難聴や白内障、心臓病などを持った先天性風疹症候群の子どもが生まれることがあるため大人の予防も重要。 |
水痘 ワクチン |
1歳になったら接種 |
水痘(みずぼうそう)を予防するワクチン。1歳のうちに2回接種を。3歳になると定期接種としてできなくなってしまう。 |
ムンプス ワクチン (任意接種) |
1歳になったら接種 | ムンプス(おたふくかぜ)を予防するワクチン。ムンプスは不可逆性(治らない)難聴を合併することがあるので予防が重要。他にウイルス性髄膜炎や精巣炎なども合併することがある。 |
小学校に上がる前になったらやるワクチン
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お勧めする接種時期 | 当院の一口メモ |
MRワクチン の2回目 |
6歳になったら接種 | (定期接種でできるのは小学校入学の1年前から入学時まで) |
ムンプスワクチンの 2回目(任意接種) |
6歳になったら接種 |
任意接種なので忘れがちですが、MRワクチンの2回目と一緒に接種することをお勧めします。 |
3種混合ワクチン (任意接種) |
6歳になったら接種 |
百日咳ワクチンの抗体は小学校入学前に低下するため、自費での接種になりますが日本小児科学会では3種混合ワクチンを推奨しています。 |
小学校中~高学年になったらやるワクチン
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お勧めする接種時期 | 当院の一口メモ |
日本脳炎 ワクチンのⅡ期 |
9~12歳に接種 | |
2種混合ワクチン | 11歳になったら接種 | 4種混合ワクチンのうちのジフテリアと破傷風を予防するワクチン。 |
子宮頸がん ワクチン |
ヒトパピローマウイルスの感染を予防することで将来的な子宮頸がんを予防するワクチン。定期接種の対象年齢は小学6年生~高校1年生相当の女子。日本では2020年12月から任意接種で男性が4価ワクチンであるガーダシルを接種できるようになった。 |