RSウイルス
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RSウイルス
RSウイルスは、乳児期早期のお子さまや低出生体重で生まれたお子さま、心肺系の基礎疾患があるお子さまで重症化しやすいウイルスです。
秋から冬に流行することが多い感染症ですが、近年は夏を中心に流行した年もあり、流行時期は一定ではありません。
典型的には鼻汁が数日続き、その後、咳を認めるようになります。発熱はあることもないこともあります。細気管支炎といって気管支よりさらに枝分かれした先の細気管支という場所に炎症を起こすと、喘鳴(ゼイゼイやゼコゼコ)、陥没呼吸、呼吸困難などがみられます。咳は熱が下がった後もしばらく続くことがあります。
個人差はありますが、発症して5日目から7日目前後でピークを超えその後軽快していきます。悪化しないまま1週間程度で軽快する場合も多くあります。肺炎や細気管支炎などのRSウイルスによる比較的重い症状は、ほとんどが3歳以下で、入院が必要になる月齢のピークは生後2か月~5か月と言われています。年長児や大人も感染しますが、重症となることは少なくほとんどが風邪で済みます。高齢者はしばしば重症となることがあると言われています。
5~10分程度でわかる迅速抗原検査で診断します。綿棒を鼻に入れて鼻水を採取して検査を行います。
RSウイルスの迅速検査には保険適用の制限があり、主に1歳未満のお子さまや心疾患などの基礎疾患があるお子さまが対象です。
そのため、診察の結果から検査を行うかどうかを判断します。
対症療法となりRSウイルスそのものに対する治療はありません。鼻が詰まって苦しそうにしている時は鼻水を吸い取ってあげ、部屋が乾燥しないように加湿してください。必要に応じて酸素投与、輸液、呼吸管理を行いますがそのような場合は入院になってしまいます。
また、妊婦さんに接種するRSウイルス母子免疫ワクチンが利用できるようになりました。妊娠中に接種することで、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルスから守る効果が期待できます。
抗体製剤を用いる予防方法もありますが、保険で接種できるのは、早産で生まれたお子さまや心疾患などの基礎疾患があるお子さまなど、RSウイルス感染時の重症化リスクが高い方に限られます。
などの場合は早めに受診してください。
大人や年長児は軽い風邪症状しか起こさないことが多いので油断しがちですが、赤ちゃんがいる場合はなるべくうつらないように気を付けましょう。飛沫を介して感染します。
「呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと」とされています。
RSウイルスには何度も感染します。
ただし、年齢とともに重症化しにくくなり、年長児や大人では軽い風邪症状だけで済むことが多くなります。
RSウイルスでは咳が2〜3週間程度続くことがあります。
元気や食欲があり、呼吸が苦しそうでなければ経過観察できることが多いです。