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乳幼児健診のポイント

4か月健診のポイント

 4か月健診では、体重がしっかりと増えているか、
発達面では首が座っているか、追視(動くものを目で追いかけること)をするかがポイントです。
筋緊張(体が極端に固かったり柔らかかったりしないか)もチェックします。
月齢を問わず、全身の診察を行い、頭の形、心雑音が有無、口の中の異常の有無、股関節が固くないか、湿疹や乳児血管腫の有無、男の子では停留精巣の有無をチェックしています。

 赤ちゃんが首が座っているかはとても大事で、もし首が座っていない場合は1か月後などにまた再チェックすることが望ましいです。そのため、生後3か月になったばかりで健診を受けるよりも“4か月になり首が座ってから健診を受けること”をお勧めしています。もちろん心配な事があれば4か月まで待つ必要はありませんし、健診としてではなくその心配なこと(症状など)を相談するために健診以外の診察の時間に受診していただくのでも構いません。逆に5か月になっても首が座る気配がないのは気になる状態なので、あまり待たずに受診していただくのがよいです。

7か月健診のポイント

 7か月健診では、お座りするか、物を指を使って持つかが発達面でのポイントです。
また、布かけテストといって、赤ちゃんの顔にタオルをかけ、それをきちんと嫌がって手でタオルをどかすかどうかも大切です。
月齢を問わず、全身の診察を行い、頭の形、心雑音が有無、口の中の異常の有無、股関節が固くないか、湿疹や乳児血管腫の有無、男の子では停留精巣の有無をチェックしています。


10か月健診のポイント

 10カ月健診では、ハイハイするか、つかまり立ちするか、パラシュート反射がきちんと出るかが発達面でのポイントです。
パラシュート反射とは、赤ちゃんの両脇を抱えてうつ伏せの状態し、その状態から赤ちゃんの頭を急に下げると、両手を広げて体を支えようとする反射のことです。
月齢を問わず、全身の診察を行い、頭の形、心雑音が有無、口の中の異常の有無、股関節が固くないか、湿疹や乳児血管腫の有無、男の子では停留精巣の有無をチェックしています。

1歳半健診

 1歳半健診では、きちんと歩いているかと有意語(意味のある言葉)が出ているかが大切です。
また、社会性(コミュニケーション)の障害がわかり始める年齢のため、目線が合うか、人見知りを過剰にしないか逆にまったくしないか、指差しをするかなども大切です。
1歳半健診でも全身の診察を行います。

3歳健診

 3歳健診では、社会性(コミュニケーション)の障害が1歳半健診時よりもわかりやすい年齢なので、2語文は出ているか、自分の名前や年齢を言えるか、話しかけへの反応などがチェックポイントです。3歳健診でも全身の診察を行います。また、尿検査で先天性腎尿路異常がないかどうかのスクリーニングを行います。

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