子どもの視力は未熟ですが、成長するにつれて大人の視力に近づいていきます。生まれたばかりの新生児の視力はおおよそ0.01～0.02、生後2か月頃から急速に発達し、色々なものを見ることで、3歳で0.5 以上、6歳くらいで1.0に達するとされています。
しかし、もし視力の発達の途中で物をしっかり見ることが出来ない状態が続くと、弱視 (眼鏡をかけても視力が出ない状態) となってしまうことがあります。
弱視の原因は近視や遠視、乱視、そして斜視などが知られています。いずれの場合も早い年齢で診断し、治療を始めることが大事だとされています。

• 目線がずれることがある
• いつも頭を傾けてものを見ている
• テレビを前の方でみるようになってきた
• 目を細めることが多くなったような気がする

スポットビジョンスクリーナーは、屈折異常や弱視を早期に発見でき、生後6か月の乳幼児からでも検査を行うことが可能となります。この検査で何らかの異常があれば、眼科医に速やかに診察依頼することが可能となります。
また、子どもは長時間の検査を最後まで集中して行うことが難しいため、短い時間で検査を終えることが理想的です。このスポットビジョンスクリーナーは、瞬時に検査ができるため、小さいお子様でも検査を行うことができます。

検査にかかる時間

3歳以上で顔を動かさずに座ることができれば数秒～10秒程度で検査できます。
当院では7か月健診、10か月健診、1歳半健診、3歳健診でスポットビジョンスクリーナーを行っていますが、数秒間じっとしているのが難しい場合はうまくできるまで数分かかることや検査ができないこともあります。

費用

7か月健診、10か月健診、1歳半健診、3歳健診では無料でスポットビジョンスクリーナーを行っています。健診以外でスポットビジョンスクリーナーをご希望の場合は、1000円＋税で検査を行っています。