手足口病・ヘルパンギーナ
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手足口病・ヘルパンギーナ
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスの感染による症状です。
多くは発熱を伴い、口蓋垂(のどちんこ)の周囲や軟口蓋(喉の天井)に赤い水疱ができるのがヘルパンギーナ。口蓋垂の周囲や軟口蓋の水疱はできることもできないこともあり、口の周りや手足に赤い水疱ができるのが手足口病で、いずれも同じエンテロウイルスやコクサッキーウイルスが原因です。同じウイルスにかかっても喉だけしか症状が出ないこと(その場合はヘルパンギーナ)も手足に水疱ができること(その場合は手足口病)もあります。
おしりや膝に水疱ができることもあります。
口の中に水疱ができると痛くて食べられなくなることがあります。発熱を伴う場合は数日程度で下がってきます。発疹は数日から1週間程度で徐々に淡くなり、なくなっていきます。治ってから1か月後くらいに爪が割れたり、指の皮がむけることもあります。
感染症ですので大人もかかります。エンテロウイルスやコクサッキーウイルスには非常に多くの型(種類)があり、毎年流行する型が異なるため、過去にかかったことがあってもかかります。通常は幼稚園・保育園、学校など子どもたちが生活する場所で流行するため、子どもがまずかかり、その後家族に感染していくという場合が多いですが、例えば弟さんからお母さんに感染し、お母さんからお兄ちゃんに感染するといった大人から子どもに感染することもありえます。
流行状況や発疹の見た目で診断します。特に検査はありません。
原因のウイルスに対しての特効薬はなく、自身の免疫力でウイルスを体から追い出し治っていきます。一時的に熱を下げて楽にしてあげるために解熱剤を使うことはありますが、発疹に対しての薬はありません。口の中の痛みで食べられない時は、痛みが落ち着くまでは固形物は無理せずに、ゼリーなど半固形の物や水分(水やお茶だけではなく、イオン飲料やジュースなど甘い物で糖分も補ってください)を中心に摂取することをお勧めします。
水分も摂れずにぐったりしているようなら受診してください。
唾液や便の中にウイルスがいて感染します。特に便には数週間~4週間程度ウイルスが排泄されるため便の取り扱いには注意してください(オムツ替え後などは十分に手洗いしてください)。
登校や登園は、発熱がなく、食事が普段通りに摂れるようになったらしていただいて構いません(園の基準があればそれに従ってください)。
許可証が必要であれば登校・登園が可能になったタイミングで受診してください。その際、学校や園の書式が必要であれば用紙を持参してください。特に指定がなければクリニックの書式でお書きさせていただきます。