アレルギー診療
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アレルギー診療
アレルギー疾患には、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などがあります。これらはそれぞれが独立した病気というよりは、大元にアレルギー体質があり、肌に症状が現れればアトピー性皮膚炎、気管支に症状が現れれば気管支喘息と人によって出方が異なります。さらにこれらのうち複数を発症する人もいます。また、アトピー性皮膚炎の体質の人は食物アレルギーになりやすかったり、気管支喘息の人はアレルギー性鼻炎にもなりやすかったりと、それぞれの病気がお互いに影響をします。そのため、それぞれの病気を単独で治療するのではなく、複数の病気がある人はそれらを同時にしっかりと治療して良好にコントロールすることが重要となってきます。
ヒューヒュー、ゼーゼーは空気の通り道(気道)が狭くなった時に聴かれる、気管支喘息に特徴的な症状の一つです。他に、咳で夜眠れない、明け方に咳で目が覚める、運動するとゼーゼーする、息が苦しくなる、ホコリを吸うと咳が出るなども気管支喘息の症状ですが、風邪で咳が出ていることもあるので咳だけでは喘息と診断するのは難しく、聴診器を胸に当てた時にヒューヒューした音が聴こえるかどうかが一番重要です。
アトピー性皮膚炎の特徴的な症状は「皮膚が赤くなる、細かいぶつぶつができる、じくじくする、かさかさする、ぼろぼろはがれる、かたくなる」などで、多くは痒みを伴います。症状は左右同じように現れやすく、おでこ、目の周り、口の周り、首、手足の関節、胸や背中などに現れます。
くしゃみ、鼻水、鼻詰まりが主な症状です。鼻炎症状により集中力が落ちたり、夜の眠りが浅かったり睡眠不足になったりと、大人の場合は仕事の能率が悪くなり、子どもの場合は授業に集中できなかったりするのでしっかり対応することが必要です。
特定のものを食べると蕁麻疹が出て、時に咳や嘔吐・下痢を伴うものが食物アレルギーです。赤ちゃんの場合だと食物アレルギーが原因で治療をしてもなかなか湿疹が治らないことがありますが、赤ちゃんの湿疹すべてに食物が関与しているわけではなく、一部が関与しているに過ぎません。また近年、赤ちゃんが卵黄を食べてから数時間後に嘔吐する消化管アレルギーが増えてきている印象です。
当院ではエピペン処方を行っています。
処方してもいざという時に使えないと意味がありませんので、当院では以下のような手順でエピペンの処方を行います。初めてのエピペン処方だけでなく、更新のたびに同様の手順で行います。
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来院後にエピペンについての動画を観ていただきます。
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「エピペン適正使用のための理解確認事項・適正使用同意書」に沿って、医師から適宜質問をさせていただく形で理解度を確認し、エピペンガイドブックを使って理解の手助けを行います。
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エピペン練習機を使って練習します。
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使用期限切れのエピペンは医療機関で回収する必要がありますが、その回収するエピペンを使って本物のエピペンで練習します(人ではなくタオルに打ちます)。練習機と本物では打つ時の感触が違うので本物で練習することも重要と考えています。期限切れのエピペンが余れば練習用に保管していますが、在庫がない場合は本物で練習できませんのでご容赦ください。
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エピペンの処方箋を発行いたします。