乳幼児健診
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乳幼児健診
当院では、乳児健診・幼児健診にてお子様の健全な発育と発達を成長の節目(4か月、7か月、10か月、1歳半、3歳)で確認し、病気の早期発見と予防により健康の保持と増進を目指しております。成長・発達には個人差があり、注意しなければならないこと・心配する必要のないことを、ご家族に分かりやすくご説明し、お母さんやお父さんの育児に対する不安や疑問を解決することで、育児支援も大きな目的としています。
4か月健診では、体重がしっかりと増えているか、発達面では首が座っているか、追視(動くものを目で追いかけること)をするかどうかがポイントです。
筋緊張(体が極端に固かったり柔らかかったりしないか)もチェックします。
月齢を問わず、全身の診察を行い、頭の形、心雑音の有無、口の中の異常の有無、股関節が固くないか、湿疹や乳児血管腫の有無、男の子では停留精巣の有無をチェックしています。
首が座っているかはとても大事で、もし首が座っていない場合は1か月後などにまた再チェックすることが望ましいです。そのため、生後3か月になったばかりで健診を受けるよりも“4か月になり首が座ってから健診を受けること”をお勧めしています。もちろん心配なことがあれば4か月まで待つ必要はありませんし、健診としてではなくその心配なこと(症状など)を相談するために健診以外の診察の時間に受診していただくのでも構いません。逆に5か月になっても首が座る気配がないのは気になる状態なので、あまり待たずに受診していただくのがよいです。
市川市では公費(無料)では行えず自費となります。7か月健診では、お座りができるか、物を指を使って持つかどうかが発達面でのポイントです。
また、布かけテストといって、赤ちゃんの顔にタオルをかけ、それをきちんと嫌がって手でタオルをどかすかどうかも大切です。
月齢を問わず、全身の診察を行い、頭の形、心雑音が有無、口の中の異常の有無、股関節が固くないか、湿疹や乳児血管腫の有無、男の子では停留精巣の有無をチェックしています。
また、この月齢からスポットビジョンスクリーナーでの目の検査ができるようになるため当院では全員に実施しています。
10か月健診では、ハイハイするか、つかまり立ちするか、パラシュート反射がきちんと出るかどうかが発達面でのポイントです。
パラシュート反射とは、赤ちゃんの両脇を抱えてうつ伏せの状態にし、その状態から赤ちゃんの頭を急に下げると、両手を広げて体を支えようとする反射のことです。
月齢を問わず、全身の診察を行い、頭の形、心雑音が有無、口の中の異常の有無、股関節が固くないか、湿疹や乳児血管腫の有無、男の子では停留精巣の有無をチェックしています。
スポットビジョンスクリーナー(目の検査)も実施します。
1歳半健診では、きちんと歩いているかと有意語(意味のある言葉)が出ているかどうかが大切です。また、社会性(コミュニケーション)の障害がわかり始める年齢のため、目線が合うか、人見知りを過剰にしないか逆にまったくしないか、指差しをするかなども大切です。 1歳半健診でも全身の診察やスポットビジョンスクリーナー(目の検査)を行います。
3歳健診では、社会性(コミュニケーション)の障害が1歳半健診時よりもわかりやすい年齢なので、2語文は出ているか、自分の名前や年齢を言えるか、話しかけへの反応などがチェックポイントです。3歳健診でも全身の診察を行います。また、尿検査で先天性腎尿路異常がないかどうかのスクリーニングを行います。