とびひ(伝染性膿痂疹)|いちかわ真間こどもクリニック|市川駅、市川真間駅の小児科・アレルギー科

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とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひ(伝染性膿痂疹)|いちかわ真間こどもクリニック|市川駅、市川真間駅の小児科・アレルギー科

とびひ(伝染性膿痂疹)の原因・症状

虫刺されや湿疹などの皮膚のバリア機能が弱くなっている部分から皮膚の雑菌(多くは黄色ブドウ球菌、時に溶連菌)が入り込み、皮膚の表面に感染することで起こります。黄色ブドウ球菌によるものは典型的には水疱(みずぶくれ)になります。感染した部位を掻いた手で他の場所を掻いてしまうとその場所にも感染し広がっていきます。

とびひの治療

細菌感染なので抗生剤による治療を行います。感染している範囲が狭い場合は抗生剤の塗り薬で治療しますが、範囲が広い場合は抗生剤の内服を行います。また、湿疹があると、とびひになりやすいだけでなく治療しても良くなりづらいので(皮膚のバリア機能が弱ったままになっているわけですから)、湿疹の治療としてステロイド軟膏を一緒に使う場合もあります。

とびひの感染経路

上述の通り、通常は自身の皮膚に常在している細菌が皮膚に入りこみます。また、とびひになっている人の病変部には普段よりも細菌が多く存在しているため、とびひになっている人の病変部に他の人が触ったり、触った手で他の人に触ると人から人へ感染していきます。

子どもがとびひになったら登園してもいい?

病変部が広範囲にある場合や発熱がある場合は園や学校を休んでの治療が必要となることもありますが、きちんと治療して、病変部をガーゼや包帯できちんと覆って露出していなければ、登園・登校は可能です。しかし、プールは、病変部との接触によって感染する可能性があるため、きちんと治るまでは禁止です。

とびひがなかなか治らない時はどうしたらいい?

病変部が狭い場合は塗り薬のみでの治療を行いますが、良くならない場合は抗生剤の内服を併用します。内服薬を使っていても改善が乏しい場合は抗生剤の効きが悪い“耐性菌”が原因になっていることがあり、抗生剤の種類を変更する場合があります。
有効な治療であれば治療を始めて4-5日程度で治ってくることが多いため、4-5日しても改善してこない場合はもう一度受診して治療方法の相談をしましょう。

とびひの予防は?

清潔が第一ですので、手をこまめに洗うことや爪を長いままにしないこと、汗が多くなる季節はあせもが生じないようにシャワー浴が勧められます。鼻の入口にはとびひの原因となる細菌が多く存在しているため鼻をいじらないことも大切です。