急性胃腸炎
市川真間駅徒歩2分
JR市川駅北口徒歩7分
047-711-4790
ご予約はインターネットからお取りください
急性胃腸炎
急性胃腸炎の多くはウイルスが原因です。ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどが知られていますが、実際には検査できないウイルスも多くあります。家族内や保育園内などで感染者の吐物や便を介して感染することが多いです。
細菌による胃腸炎(細菌性胃腸炎)はカンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌などが原因となり、細菌に汚染された飲食物を介して感染することが多いです。
嘔吐、下痢、腹痛が特徴的ですが、その3つすべての症状があるとは限らず、発熱はあることもないこともあります。
嘔吐がある場合、嘔吐は最初の1~2日がピークで以後は嘔吐しづらくなります。その間、脱水や低血糖にならないようにすることが大切です。
下痢は1週間から長いと2週間続くことがあります。細菌性胃腸炎ではこれらに加えて血便を伴うことがあります。
流行状況や細菌性胃腸炎であれば摂食歴を参考にし、症状により疑い診断します。
ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスには便を用いた迅速抗原検査がありますが、ウイルスの種類によって治療が変わることはほとんどありません。また、検査できない種類のウイルスも多くあります。
そのため、一般的には検査が必要になることは多くありません。病院では院内感染対策や脳症など特殊な病気の際に原因ウイルスを特定するために検査することがあります。
摂食歴や症状から細菌性胃腸炎を疑う時は便の培養検査を行うことがありますが、結果が出るまでに5日~1週間程度かかるため、結果が出る頃には回復していることがほとんどです。
対症療法が基本です。嘔吐に対しては吐き気止めを適宜使いながら後述する通りに水分摂取をしながら嘔吐しやすい1~2日の間をしのぎます。水分摂取ができずに脱水や低血糖になると状態が悪化し入院になってしまうことがあるので、これが一番重要です。点滴は血管を通して体に水分と糖分の補給をしているだけですので、点滴によって胃腸炎が早く治るわけではなく、なってしまった(あるいはなりつつある)脱水や低血糖を改善させるために行うものです。整腸剤を飲むことで少し(1~2日程度)だけ下痢が早くよくなることが期待できるので整腸剤を処方されることが多いですが、飲まないと治らないわけではないため、嘔吐が落ち着いてから飲めば十分です。
ウイルスそのものをやっつける治療はなく、抗生物質は無効であるばかりでなく、かえって下痢を悪化させる可能性があります。抗生物質は細菌をやっつける薬ですが、細菌性胃腸炎だからといってすべての人に抗生物質が必要というわけでなく、多くが自然に回復します。
嘔吐や強い吐き気がある間は、食事は無理せずに水分を中心に摂取してください。数日程度食事を摂らなくても栄養失調にはなりません。
昔は「吐いたら絶食」と言われることもありましたが、現在は少量ずつでも水分を摂ることが大切と考えられています。
水分のみでも一度に多量に飲むと嘔吐しやすくなります。水分のみの摂取でも嘔吐する場合は、吐き気止めを使いつつ少量頻回に摂取すると吐きづらくなります。
具体的には体重当たり1mL(10kgなら10mL)くらいの水分を飲み、嘔吐がなければ5分以上あけてまた同量を摂取します。数回大丈夫そうなら1.5~2倍ずつなど摂取量を増やしていきます。
水やお茶のみでは水分は足りても糖分・塩分が足りないため、オーエスワン®などの経口補水液が適しています。ミルクや母乳もOKです。
経口補水液は塩味があり苦手なお子様もいるので、飲めない場合はリンゴジュースなど好きな味でも構いません。
まずは脱水や低血糖を防ぐことが大切です。
嘔吐が落ち着いてからの食事は、油物を控える程度で通常の食事で構いません。
食事が摂れるようになったらジュースの飲み過ぎに注意しましょう。下痢が長引く原因になることがあります。
次のような場合は受診してください。
これらは脱水傾向のサインです。
また、
場合は受診してください。
高熱や血便では細菌性腸炎、右下腹部痛では虫垂炎(いわゆる盲腸)の可能性があります。
吐物や便を介して家庭内で兄弟や大人にも感染することがあります。
アルコールでは死滅しないウイルスもいるため、吐物を処理した後やおむつを替えた後は、手を石鹸でよく洗いましょう。
吐物が乾燥したものが空中を舞って感染源になることがあるので、吐物はできるだけ早く処理しましょう。
ハイター®などの塩素系漂白剤が吐物の処理に適しています。
「嘔吐や下痢等の症状が治まり、普段の食事が摂れること」です。
症状が治まっても数週間は便の中にウイルスが排泄されるため、便の取り扱いには注意してください。
はい、下痢だけでも胃腸炎のことがあります。
胃腸炎というと「嘔吐する病気」というイメージがありますが、嘔吐がなく下痢だけのことも珍しくありません。
元気があり、水分がしっかり摂れていればご自宅で様子を見られることもありますが、下痢が長引く場合や血便を認める場合はご相談ください。
胃腸炎は兄弟や保護者にも感染することがあります。
特に嘔吐物や便には多くのウイルスが含まれているため、おむつ交換後や吐物処理後の手洗いが重要です。
症状が治まった後もしばらく便の中にウイルスが排泄されることがあるため、便の取り扱いには注意しましょう。
点滴をしても胃腸炎そのものが早く治るわけではありません。
点滴は水分や糖分を補給し、脱水や低血糖を改善するための治療です。
水分が飲めている場合は必ずしも点滴が必要とは限りません。水分が摂れず脱水が進んでいる場合には点滴が必要になることがあります。